(環境省請負調査)『令和6 年度 諸外国における環境法制に共通的に存在する基本問題の収集分析業務報告書 諸外国における希少種の個体等の広告・取引規制に係る制度の調査』ブラジルにおける希少種の個体等の広告・インターネット取引規制に係る制度

研究成果: 研究成果報告書

抄録

・ブラジルは地球上で最も生物多様性が豊かな国の一つで、多くの希少種や固有種が生息している。しかし、急速な開発や森林破壊、密猟、気候変動などが原因で、多くの種が絶滅の危機に瀕している。森林伐採や都市開発、農業拡大により、生息地の破壊が深刻化していることから、希少種保全にも真剣に取り組んでいる。
・ブラジル連邦法(Brazil Federal Law 5.197/67)により、野生動物の標本、狩猟、迫害、破壊、捕獲を伴う製品や物品の取引は禁止されている。国内を出発または通過する陸、川、海または空による輸送において、皮またはその他の野生動物製品の原産地証明の提示を単に怠っただけで、直ちに州長官の規定に違反したことになる。原則として野生動物の取引は禁止であり、これらの例外として「許可」されたことによる「合法化された標本」があるにとどまり、厳格である。
本文言語日本
ページ51
ページ数64
出版ステータス出版済み - 2025/03/28

キーワード

  • ブラジル
  • ブラジル連邦法(Brazil Federal Law 5.197/67)

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